バナー制作からの駆け出し営業ロードマップ

こんにちは、イチです。

Photoshopの最低限の技術をマスターした後、いきなりサイトを作ることが難しい場合は、YouTubeやSNSなどのサムネ、SNSヘッダー、広告バナーなどを制作して、単発案件を安価で取っていきましょう。

この利点は「早期に実践経験を積める」ことです。机上の勉強を続けても、結局「実践に勝る訓練はなし」です。

1.自分の心が動いたバナーを探せ

専門分野の名前でGoogle画像検索をして、自分が「素敵!」と思ったバナーを3つから5つ探してください。

自分が「素敵!」と思ったバナーは、「訴求力のあるバナー」です。色、デザイン、コピー、構成、そのいずれか、あるいは複数の項目において優れています。

自分の感性に自信を持ちましょう。そして、自分が抱いた感動、「心を動かされたポイント」を、客観的によく分析しましょう。

何に心が動いたのか、です。色なのか、写真なのか、構図なのか。

2.そのバナーを忠実に模写する

それを最初は模写してください。写真は「グーグル画像検索」で探して下さい。

もしその画像がフリー素材であれば、その写真そのものが出てきますし、フリー写真じゃなくても似たような画像が出てきます。模写段階であれば同じ画像を使ってもいいですが、フリーでない場合はそのまま公開は出来ません。

オリジナルと同じ画像を使うのは練習にとどめて、次のアレンジでは必ず別の画像に差し替えましょう。フリー画像でない写真を勝手に改変して自分の作品にしたら、著作権法に違反し、最悪オリジナルの作者や企業に訴えられます。

3.リライト・アレンジをする

模写ができたら、それを上手にリライト・改変して、オリジナルバナーに昇華します。

このときに注意することは、「構図」「色のバランス」、「コピーの長さ」はできるだけ変えないことです。

オリジナルの「どこに心が動いたか」を思い出し、その感動と同じ感動を、あなたの作品で他人にも与えるのが目的です。それを意識してリライト・アレンジをしていきましょう。

それで自分の作品として「昇華」することができます。

人を感動させられる全力のサンプル画像を作りましょう。この完成度がこの戦略の最大のキモです。

4.昇華したオリジナルバナーで「無料モニター」を取る

昇華したオリジナルバナーを3つから5つ並べて、それをSNSに出して、「先着3名まで無料でバナー作ります」と言います。

ココナラやクラウドソーシングにも、最安値で「バナー制作」で出します。自分の得意分野、専門分野があるなら「○○専門バナー」としてもいいでしょう。ペット専門とか、飲食専門とかね。

この専門特化については僕の「下剋上ロードマップ」を読んで下さい。

5.期待値を超えて、口コミを集める

無料か最安値でお客様が取れたら、その人の要件を聞いて、全力で期待値超えの納品を目指します。それで「実績」と「口コミ」が取れます。

ここでいきなり稼ごうとしないことです。

無料や最安値で案件を取っていき、とにかく最初は「実績と口コミを10件、20件とためていく」ようにしましょう。

これがあなたを大きく稼がせる起爆剤になります。

口コミ=社会的証明が足りないうちに、稼ぎたいあまり単価をすぐに上げると、次が取れなくなります。口コミや実績がたまりきれば、自然とあちらから「あなたに作って欲しい」というオファーが来ます。

こちらから営業をしなくても、「あなたに頼みたい」という声が聞こえてきたら「勝ちルート」に入った合図です。

そこからようやく単価を上げていきます。金額を徐々に上げていきましょう。

6.フロントエンドとバックエンド

バナーだけではやはり高単価案件に限界が訪れます。チラシ、LP、WEBサイト制作などを「バックエンド商品」として獲得していきましょう。

バナーは「フロントエンド」といいます。フロントエンド商材の役目は、見込み客の「認知と興味」を取り、完成度や顧客対応により「信頼」を貯めることにあります。

フロントエンドでいきなり稼ごうとするから失敗するのです。

商品がフロントエンドしかない場合、安くしないと売れない、「全然稼げない」としてデザインワークを諦めてしまいます。

しかし、フロントはあくまでも「お客様の信頼を貯めるための武器」と割り切りましょう。本当に稼いでいくのは「バックエンド」です。フロントで信頼を獲得してからであれば、一定数が「バックエンド」に興味を持ちます。

例えば下記のように訴求することができます。

  • バナー制作をお願いして、すごくいい仕事をしてもらえた→実はチラシも作りたいと思っていた。
  • バナーを作った→実はホームページをリニューアルしたいと思っていた。

肝心なのは、実績がたまりきるまではお金ではなく信頼を取りに行くというマインドを持つことです。

このマインドセットができていれば、バナー制作から始めるあなたのデザインワークは「最短で成功ルート」が見えてくるでしょう。

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